徒然なるまま、気の向くままに

こちらにブログ引越ししました。猫のこと、カラダのこと、その他もろもろ。思いつくまま、気の向くままに、細く長く続けてます。

泣いて、寝て、本を読んで

ここ数日、どうもスイッチが入ってしまったようで、
ひとりになると号泣してしまう。


今日、福岡は久しぶりに良い天気だったのに
布団から出られなかった。

気づいたら8時。夜の。


布団の中で、
泣いて、寝て、本を読んで、泣いて、寝て、本を読むの繰り返し。


1冊目はこれ。

ペットたちは死後も生きているペットたちは死後も生きている
(2002/05)
ハロルド シャープ

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以前は、読書好きで月に4〜5冊は読んでいたけれど、ハンナの容態が悪くなった12月24日からハンナがなくなるまでは、1ページも読めなかった。

亡くなった後もこの本しか読んでいなかった。

この本の中に、

「亡くなった子のことを考えたり、話したりするたびに、
 その子が近くにやってきている」

という話しがあり、救われました。何度も何度も読み返してます。



ハンナに逢いたい。抱っこしたい。




もう一冊は、本ではなく、
「オール読物3月号」の『女たちのペットレスキュー』

オール讀物 2012年 03月号 [雑誌]オール讀物 2012年 03月号 [雑誌]
(2012/02/22)
不明

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母から、まだ読まないほうがいい。気持ちが安定してから読んだほうが良い、と言われていたのに

どん底の今日、読んでしまった。


福島原発、立ち入り規制20キロ圏内に、強行に入ってペットを救出している40代の女性たちのルポ。

危ない橋を渡り、命を削って犬や猫を助け出けだしているのは、母性のなせる業だという。


その中で、保護した甲斐犬が、半年後に家族と再会する話しがあった。

その家族は、今はペット禁止の集合住宅に仮住まいなので、引き取ることができず、犬はまた保護主さんの家に戻っていく。

原発事故さえなければ…」と号泣する家族。



でも…。


私は、この話しに素直に入っていけなかった。


それは、保護したこの犬が、重度のフィラリアだったから。

保護したのは5月だから、感染したのが震災以降だとは考えられない。


原発事故は家族に防げなかったけど、フィラリアは100%防げたのに。


この家族には興醒めしてしまいましたが、このルポは読み応えあります。


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追記 2012.3.21
フィラリアにかかった犬の飼い主さんのことを非難するような発言を
したことについて、少し考えが変わってきました。
3月20日のNHK「帰れない犬たち〜東日本大震災が奪った日常」でも
フィラリアにかかった犬(猟犬)の話しがありました。
最初は不信感をもったのですが、飼い主も犬もお互いの存在を大切に
思っています。

「外飼いで家を守る犬」と「家の中で家族に守られている犬」。

そもそも犬との距離感が違うのではないか、と思うようになりました。
防げる病気は、防いで欲しいという思いは変わりませんが、文化や
土地柄の違いもある。安易に飼い主をせめることは出来ないかも。
など、考えています。
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