強制給餌のこと
ようやく、できました!
かぎ編みの最初の作品が。(作品というにはオコガマシイのですが)
クーコの祭壇のクロスにしてみました。
ちなみにクーコの祭壇は、今はキャットタワーの最上段です。
ハンナの時もそうでしたが…、私は、区切りをつけるのが苦手です。
この子たちが旅立ったあとも、使っていた物をなかなか片付ける事ができません。
四十九日や一周忌などの区切りで片付ければ良いのですが…、そううまくいかず。
「もう、気持ちの赴くままでいいや」と思ってます。
今日、ふと思いたち、ようやくクーコの「強制給餌で使っていた器具、フード」と「脱走防止の網」を片付けました。
クーコに強制給餌をしたのが、よかったのかどうかは分かりませんが、試行錯誤しているなかで使いやすかったものを紹介します。
左上から右回りに
<エナジー500>
高カロリーの白い粉末。
FIPは高栄養が必要だったので、とにかくカロリーを上げるために。
ペーストに練りこんだり、液体にも溶けやすかったです。
<カロリーエースプラス>
そのまま使える流動食。普通のペットショップにも売っています。
意外とサラサラなので誤飲に注意。
<ロイヤルカナン ベビーキャット>
子猫の離乳食用のムースです。
投薬用に買っていましたが、急遽、強制給餌を開始したときに、家にあったこれを使いました。
但し、小さなツブツブがありますので、シリンジで使うときは裏ごしが必要。
<ロイヤルカナン 退院サポート>
後半の強制給餌では、これがベースになりました。クーコは日中病院でも、これを食べさせてもらっていたようです。
滑らかなムースなので、裏ごしの必要もありません。
<フェロビタ?>
高カロリーのペースト。ミキプルーンみたいな色・形状です。
猫に必要なタウリン、ビタミン、ミネラルが含まれています。
クーコの強制給餌は、この5つの中から3〜4種類をブレンドしたものを与えました。
最初の頃は<カロリーエース>をベースにした液体に近い流動食をシリンジであげていましたが、後半はペースト状のものを指で与えました。上あごの内側に塗るような感じ。クーコも、そちらの方が幾分は食べやすかったようです。(抵抗はしていましたが…)
裏ごしには、「茶こし」を使いました。
シリンジは、ハンナの時に水分補給のために使ったものもありましたが、流動状のものは詰まってしまうので、緑と赤のセット<ファンタジーワールド ジェントルフィーダー>を用意しました。
赤が液体用で、緑が流動食用です。
ただ、この緑のシリンジも、少し濃度が高いものだと詰まりやすいので、口先を少し切りました。
切った口は、爪やすりで滑らかに。
それにしても、シリンジでの強制給餌は辛かった。
投薬も最初の頃はウエットフードにくるんで、パクッと食べてくれましたが、食欲がなくなってからはそれもダメ。
仕方ないので、口を開けさせて喉の奥に押し込み、すぐに口を閉じる。
閉じた口元にハチミツをチョンとつけて、そのハチミツを舐めたときにゴックンと飲み込む…という方法を行いました。
これも嫌がってましたね。
闘病後半には薬の種類が4種類に増えたので、人間用のカプセルに複数の薬をまとめて入れて飲ませました。
サイズがいろいろありますが、クーコに使ったのは一番小さなサイズ「♯5」。
薬局では、この小さなサイズをなかなか見つけられずに、アマゾンで購入しました。
カプセルを飲ませるときには、水にサッとくぐらせると、ツルンとして飲みやすいようですが、もたもたしているとカプセルが溶けてきて、逆にベタベタして飲みにくくなりました。
結構、難しかったです。
今日、戸棚の奥に片付けた、これらの用具。なるべく出番が無いことを願います。