同士
このブログにも、「猫 伝染性腹膜炎」等というキーワードでこられる方が増えてきました。
飼い主さんの心境を思うと、心が痛みます。
私も、いまだに同じキーワードで検索して、闘病中のブログを探しています。
『この病気を克服した例がないか』『新しい治療法がないか』という事も気になりますが、この病気と闘っている飼い主さんに、声をかけたいという思いもあります。
クーコが、伝染性腹膜炎と解ってから、私の生活も一変したので、職場や身近な人、2〜3人にクーコの病気の話しをしました。
その中で、『動物と暮らしたこと無い人』、『この病気の事を知らない人』の何気ない言葉で、随分、傷つきました。
「伝染性?どうしてワクチン打たなかったの?かわいそうに…」
「あれ?この前も犬が死んだよね。今度は猫?」
「すぐに病院につれていったり、手間をかける人のところに、そういう猫が来るんだよね。ウチはほったらかしだから、そういう病気にもならないよ」
「それ、ペットショップで感染したんじゃないの?ペットショップに責任とってもらわないとね」
(責任って何ですか?お金?代わりの猫?第一、クーコはペットショップ出身じゃないし。)
最初は、「違うんですよ。この病気は、ワクチンないんです。コロナウイルスっていう、猫の多くがもってるウイルスが突然変異で…」と説明していましたが、ピンと来ない人も多く、もう、クーコの病気を説明するのを止めました。
本人に悪気はないのでしょうが…。
以前、ドナやハンナの話しをした時、犬や猫を飼っていた人からも、耳を疑うような事を言われたことがあります。
「動物病院って、お金かかるでしょ。ウチのマルチーズは健康だったから、1回しか病院に行かなかった。最後は老衰。えっと、7歳ぐらいだったっけ。」
「え、手術に○万円!?そのお金で新しい犬買えるんじゃ?」
「ウチの犬は、お菓子に入ってた乾燥剤を食べてね。あれ毒だから、死ぬってわかったから病院にも連れて行かなかったけど」
犬や猫と暮らした経験がある人でも、「家族のように感じてない人」、「いっぱいいっぱいの闘病経験がない人」には、なかなか理解してもらえないと思う。
(今のお菓子の乾燥剤は無害です。自分の子供が誤飲しても、そのままなのでしょうか)
だから、今、FIPと戦っている飼い主さんに言葉をかけてあげたいなぁ、と思ってます。
でも、これも難しいです。
治療のアドバイスなどは出来ないし。
ただ、寄り添うだけなのですが…。